カーセックスが気持ちいのは、人に見られそうで興奮するから?

スリルによって興奮するかどうかは、人それぞれ。人目にさらされるかもしれないという不安から行為に集中できない人もいますし、故意でないにしろ第三者に性行為を見せるというのはとても迷惑な行為です。

それでもカーセックスの快感を求めるのなら、自宅で同じ状況を作り出すことをオススメします。というのも、車内で快感が増すのは、シートに理由があるからです。シートは一般的なべッドよりも固く、これによって男性の腰の動きがダイレクトに女性の身体に伝わります。ウォーターベッドのように柔らかいと、いくら腰を動かしても衝撃がべッドに吸収されるだけ。さらに車のシートはとても狭く、女性の腰の位置が固定されやすいため、より男性の動きを受け止めやすくなるのです。固いシートと、女性の腰を固定する体位。この2点をおさえれば、カーセックスと同じ快感が再現できますよ。

「九浅一深」のピストンで女性は悶絶する?

セックスの過程において、ペニスと女性器がつながっているときは、男女が同時に快感を得られる貴重な時間です。ふたりでもっと気持ちよくなりたいという気持ちの表れでしようか、ピストン運動をさまざまに工夫する男性は少なくないようです。しかし、女性の本音としては、ちょっと困った動きもあるようです。″九浅一深″と呼ばれるテクニックも、その一例。入口近くで9回ピストン運動を
し、10カウント目で満を持して深々と挿入するというものです。

スポットに届く位置での″九浅″ならまだしも、あまりに浅い位置でされても、女性は感じないわけではありませんが、快感が加速することはまずないでしよう。そして、ポルチオはとても敏感な性感帯のひとつですが、いきなり乱暴に刺激すると鋭い痛みが走ります。とどめのような″一深″は、女性にとっては恐怖です。男性もセックスやマスターベーションの経験から、単調な刺激がオーガズムを呼び起こすことを知っているはずです。

イキそうなときにテンポが変わると、せっかくの快感が退いてしまいます。おかしなリズムをつけると、女性は快感に集中できません。意外なようですが、淡々としたリズムがいちばんなのです。また、「の」の字を書くように腰を器用に動かす男性もいるようですが、残念ながらこれもまったく無意味です。ペニスの先が膣の奥でホールドされているのに、いら腰を回しても、入口部分がわずかに動くだけで、男性が頭で描いているように亀頭が膣の奥で自在に動くことはありません。徒労に終わるだけということは、目に見えています。女性が最も感じるのは、前後のピストン運動。シンプル・イズ・ベストです。

ハードな後背位ほど強烈な快感を得られる?

後背位は腰を動かすスピードを調整しやすいため、男性にとっては最もイキやすい体位とされています。正常位同様、脚の開き方や腰の角度を調整することで、男女それぞれの感じ方は変わりますが、そうしたバリエーションのひとつに、男性が女性の腕を手綱のように引っ張るというものがあります。片腕だけなら密着感を高めるのに有効かもしれませんが、両手を引いてしまうと女性は床についたヒザだけで体を支えなければならなくなるので、男性のピストン運動にあわせて、全身がグラグラと揺れます。男性にしても腰の動きの衝撃が、女性に受け止められないまま逃げてしまいます。どれだけ激しく動いても感じにくく、単に体力を消耗するだけに終わるでしょう。ピストン運動を無駄にしないためには、女性が身体をしっかり支えられる体勢がベスト。壁やソファの背もたれに、女性の上体を預けるのもオススメです。

後背位はハードで体力を必要とする印象があるかもしれませんが、名づけて″うつふせバック″(下図参照)は激しいピストン運動がない代わりに、ふたりの密着度が高まり、ゆっくりと長く挿入を楽しめます。それでいて女性はクリトリスがべッドに擦れるため、快感度は十分。体力に自信がないカップルや、挿入中の小休止に取り入れたいスタイルです。